TOP

トラウマケアカウンセリングtrauma-care counseling

過去の辛い経験や衝撃的な出来事が原因で、日常生活に影響を及ぼしている場合、トラウマケアが必要となります。トラウマは、意識的に思い出さなくても、フラッシュバック・過覚醒・回避行動・感情の麻痺などの形で心と体に影響を与えることがあります。
カウンセリングでは、トラウマの影響を整理し、安心して日常を過ごせるようにサポートします。認知行動療法(CBT)やTFT(思考場療法)などの手法を活用し、ストレスや不安を和らげながら、安全な方法でトラウマと向き合える環境を整えていきます。

トラウマケアカウンセリングで相談できること

  • 過去のつらい出来事が忘れられず、日常生活に影響している
  • フラッシュバックや悪夢が頻繁に起こる
  • 特定の場所・状況になると強い不安や恐怖を感じる
  • 人間関係に影響が出ている(信頼できない・依存してしまう・感情が不安定)
  • 「自分はダメだ」「価値がない」と思ってしまう(自己肯定感の低下)
  • PTSD(心的外傷後ストレス障害)や、過去の虐待・いじめ・事故・災害などの影響が続いている

基本的なアプローチ

トラウマケアカウンセリングでは、無理に過去の出来事を掘り下げるのではなく、相談者のペースを大切にしながら、トラウマの影響を軽減し、より良い生活を取り戻すことを目的とします。

  1. 現状の整理とトラウマの影響の確認(初回セッション)
    • 過去の出来事が現在の生活にどのような影響を与えているかを整理します。
    • フラッシュバック・過覚醒・感情の麻痺などの症状を確認します。
    • トラウマに関連する不安やストレスの度合いを測ります。
    • 安全な環境で話せるよう、カウンセリングの進め方を相談します。
  2. 安心できる環境の確保とストレス管理(2~3回目)
    • 安全な状態を確保しながら、ストレス軽減の方法を取り入れます。
    • 過覚醒を落ち着かせるためのリラクゼーション法(TFT・マインドフルネスなど)を実践します。
    • トラウマによる回避行動がある場合、無理のない範囲で調整を行います。
    • 「今ここ」に意識を向けるグラウンディング法を学びます。
  3. トラウマの影響の軽減と回復(3~5回目)
    • 認知行動療法(CBT)を活用し、トラウマに関連する考え方を整理します。
    • トラウマによる自己評価の低下を防ぎ、自分を責めない方法を学びます。
    • 安全な範囲で過去の出来事に向き合い、心の負担を軽減します。
    • 日常生活で安心感を持てるよう、ストレス対処法を増やします。
  4. フォローアップ・継続的なサポート(6回目以降)
    • これまでのカウンセリングの成果を確認し、必要に応じて調整します。
    • 長期的に安心して生活できるよう、セルフケアの習慣を作ります。
    • 生活の中で不安が強くなったときの対処法を学びます。
    • 安定した心の状態を保つために、継続的なサポートを提供します。

トラウマのタイプ別アプローチ

突然過去の記憶が蘇り、強い恐怖や不安を感じる方
悪夢を見ることが多く、眠りが浅い方
音や匂いなどの刺激で過去の出来事を思い出してしまう方

幼少期の虐待・いじめによるトラウマの場合

  1. 過去の出来事と現在の影響の整理(初回セッション)
    • 幼少期の経験が現在の思考や行動にどのような影響を与えているかを整理します。
    • 虐待やいじめによる自己評価の低下を確認し、自己否定の思考を明確にします。
    • どの場面でフラッシュバックや回避行動が起こるのかを特定します。
  2. 安心できる環境の確保と感情のケア(2~3回目)
    • 安全な環境で話せることを確認し、ストレス軽減の方法を取り入れます。
    • トラウマによる不安や恐怖を和らげるリラクゼーション法を実践します。
    • 「自己肯定感を高めるための習慣」を作り、少しずつ回復を目指します。
  3. 自己肯定感の回復と人間関係の再構築(3~5回目)
    • 過去の影響で築かれた思考パターンを認知行動療法(CBT)で見直します。
    • 対人関係における不安を軽減し、安心できる人間関係を築くトレーニングを行います。
    • 「過去ではなく今を生きる」ための意識づけを進めます。
  4. フォローアップ・継続的なサポート(6回目以降)
    • 自己評価の変化を確認し、ストレスが再発しないよう調整します。
    • 必要に応じて、セルフケアやリラクゼーション法を継続します。
    • 安定した人間関係の構築を支援し、長期的な安心感を維持します。

事故・災害・犯罪被害によるトラウマ

  1. トラウマの影響を整理し、安全を確認(初回セッション)
    • 事故・災害・犯罪被害の経験が現在にどう影響しているかを整理します。
    • フラッシュバック・過覚醒・回避行動の有無を確認します。
    • 安全な環境で話せることを確認し、安心感を持てるようサポートします。
  2. ストレス反応の軽減と安心感の回復(2~3回目)
    • 過去の出来事を思い出したときの不安を和らげる対処法を実践します。
    • グラウンディング法を用いて「今ここ」に意識を向ける練習をします。
    • 認知行動療法(CBT)を活用し、「あの時と今は違う」という認識を持つトレーニングを行います。
  3. 回避行動の軽減と生活の再構築(3~5回目)
    • 過去の出来事に関連する状況を無理のない範囲で受け入れる練習をします。
    • 生活リズムを整え、トラウマの影響を減らしながら日常生活を取り戻します。
    • 社会とのつながりを強化し、安心感を得る方法を増やします。
  4. フォローアップ・継続的なサポート(6回目以降)
    • フラッシュバックや過覚醒の変化を確認し、必要に応じて対策を調整します。
    • 日常生活で安心感を持てる方法を強化し、ストレス耐性を高めます。
    • 継続的な心のケアを行い、長期的な安定をサポートします。

恋愛・人間関係・職場でのトラウマ

  1. トラウマの影響を整理し、感情のパターンを確認(初回セッション)
    • 恋愛・人間関係・職場の経験がどのように影響しているかを整理します。
    • 人との関わり方や考え方のクセを振り返ります。
    • ストレスの原因を明確にし、どのように対処できるかを考えます。
  2. 対人ストレスの軽減と対処法の検討(2~3回目)
    • 人間関係のストレスを和らげるための方法を学びます。
    • 認知行動療法(CBT)を活用し、「人との距離感の調整」を練習します。
    • トラウマによる「回避行動」を少しずつ減らし、安心して人と関われる方法を考えます。
  3. 自己肯定感の向上と対人関係の改善(3~5回目)
    • 人間関係でのトラウマが再発しないための工夫をします。
    • 自分の気持ちを適切に表現するトレーニングを行います。
    • 安心して付き合える人間関係を築くための実践的な方法を学びます。
  4. フォローアップ・継続的なサポート(6回目以降)
    • 人間関係や職場でのストレスの変化を確認し、調整を行います。
    • 必要に応じて、安心できる人との関係を強化するサポートを行います。
    • 継続的なメンタルケアを行い、長期的に安定した人間関係を築けるようにします。

過去の出来事によるフラッシュバック・悪夢が続くトラウマ

  1. 現状の整理とフラッシュバックの影響の確認(初回セッション)
    • どのような状況でフラッシュバックや悪夢が起こるかを整理します。
    • フラッシュバックや過覚醒が日常生活にどのように影響しているかを確認します。
    • トラウマ記憶を安全に扱うためのカウンセリングの進め方を相談します。
  2. フラッシュバック・悪夢の軽減と安全確保(2~3回目)
    • フラッシュバックが起きた際の対処法(グラウンディング・呼吸法・TFTなど)を学びます。
    • 悪夢が続く場合、睡眠環境の調整やリラクゼーション法を試します。
    • 「今ここ」に意識を向けるトレーニングを行い、現実感を強めます。
  3. 過去の記憶の受け入れと自己調整(3~5回目)
    • 認知行動療法(CBT)を活用し、トラウマ記憶に対する考え方を整理します。
    • トラウマ記憶を思い出してもパニックにならないための耐性をつけます。
    • 安全な範囲でトラウマの影響を軽減し、日常生活での安心感を増やします。
  4. フォローアップ・継続的なサポート(6回目以降)
    • フラッシュバックや悪夢の頻度を確認し、必要に応じて対策を調整します。
    • 「過去の記憶」との距離を適切に保ち、安心して過ごせる環境を整えます
    • 長期的に心の安定を維持するためのセルフケアを確立します。

自己否定や無力感が強いトラウマ

  1. 自己否定の思考パターンの整理(初回セッション)
    • 「自分は価値がない」「何をやってもダメ」と思ってしまう原因を振り返ります。
    • どのような状況で自己否定の思考が強まるのかを整理します。
    • 自己評価を回復するための方向性を確認します。
  2. 自己肯定感を高めるためのアプローチ(2~3回目)
    • 認知行動療法(CBT)を活用し、自己否定の思考パターンを見直します。
    • 「成功体験を増やす」ことを意識し、達成感を得られる行動を増やします。
    • セルフコンパッション(自分を優しく扱う習慣)を身につけるサポートを行います。
  3. 自分らしさを取り戻す実践(3~5回目)
    • 自分の得意なことや興味を持てることを再発見します。
    • 自分の価値を認めるためのポジティブな習慣を増やします。
    • 人間関係の中で適切に自分を表現できるよう、自己主張のトレーニングを行います。
  4. フォローアップ・継続的なサポート(6回目以降)
    • 自己肯定感が維持できるかを確認し、必要に応じて調整します。
    • ストレスのかかる場面で自己否定に戻らないよう、対処法を強化します。
    • 長期的に自信を持ち、自分の価値を実感できる環境を整えます。
フラッシュバックのトリガーを特定し、回避方法を学びます
「今ここ」に意識を向けるグラウンディング法を取り入れていきます
リラクゼーション技法を活用し、過覚醒を和らげていきます

お知らせNEWS

  • 投稿が見つかりませんでした。

受付日時
カレンダー
時 間
13:00

17:00
17:00

22:00