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不登校・いじめカウンセリングschool refusal and bullying counseling

不登校は、単なる「学校に行かないこと」ではなく、子ども自身が強いストレスや不安を抱えているサインでもあります。親が「どう対応すればいいのか分からない」と悩むことも多く、無理に登校を促すことで、逆に子どもの心理的負担が増す場合もあります。
カウンセリングでは、子どもが安心できる環境を整え、不登校の背景や原因を整理し、本人にとって最適な選択肢を一緒に考えていきます。無理に学校復帰を目指すのではなく、子どもが自分のペースで成長できるようサポートすることが大切です。

基本的なアプローチ

不登校の理由は一人ひとり異なります。そのため、子どもの気持ちを尊重しながら、家庭での対応や学校との連携を考え、最適なサポートを提供します。

  1. 現状の整理と不登校の背景の確認(初回セッション)
    • 子どもが学校に行けなくなった経緯を整理します。
    • 学校や家庭での変化やストレス要因を確認します。
    • 子ども自身の気持ちを大切にしながら、話を聴きます。
  2. 子どもの気持ちを理解し、対応策を考える(2~3回目)
    • 学校に行けない理由や本人の不安を明確にします。
    • 親ができるサポートの方法を整理し、対応策を考えます。
    • 学校との関わり方(連絡の仕方・復帰のタイミングなど)を検討します。
  3. 選択肢の提示と新しい生活の設計(3~5回目)
    • 学校復帰を目指す場合のステップを整理します。
    • 学校以外の選択肢(フリースクール・通信教育・家庭学習など)を考えます。
    • 本人の希望に寄り添いながら、安心できる環境を整えます。
  4. フォローアップ・継続的なサポート(6回目以降)
    • 実際に取り組んでみた結果を振り返り、必要に応じて修正します。
    • 子どもが少しずつ社会とのつながりを持てるようサポートします。
    • 親の不安や負担を軽減するための相談も継続して行います。

不登校・いじめのタイプ別アプローチ

いじめ・人間関係が原因の不登校

※クラスメイトからのいじめや嫌がらせがある場合
※学校で孤立してしまい、居場所がないと感じる場合
※先生や周囲に相談しても解決しなかった場合

  1. 現状の整理と子どもの気持ちの確認(初回セッション)
    • いじめや人間関係の問題を整理し、子どもの気持ちを確認します。
    • これまでの対応や学校とのやり取りを振り返ります。
    • 子ども自身がどうしたいのか、どのような環境なら安心できるのかを考えます。
  2. 対応策の検討とサポート(2~3回目)
    • 学校側への相談・交渉の方法を検討します。(必要ならば保護者向けのサポートも実施)
    • 学校以外の選択肢(別室登校・オンライン学習など)についても検討します
    • いじめによる自己肯定感の低下に対処し、心のケアを進めます。
  3. 新しい環境や対応方法の実践(3~5回目)
    • 相談した対応策を試し、実際に学校や他の学習環境での変化を確認します。
    • 子どもの気持ちの変化に寄り添いながら、継続的なサポートを行います。
    • 必要に応じて、対人関係のトレーニングや自己表現の練習を取り入れます。
  4. フォローアップ・継続的なサポート(6回目以降)
    • 実施した対応策の結果を振り返り、今後の方針を調整します。
    • 子どもが安心できる環境を持続できるよう、長期的なサポートを行います。
    • 学校復帰や別の学習環境での適応に向けたステップを考えます。

学校に行きたい気持ちはあるが、行けない場合

  1. 現状の整理と心理面のサポート(初回セッション)
    • 体調不良の具体的な症状や日常生活への影響を整理します。
    • 不安に伴う自律神経症状の有無を確認し、心理的な要因を整理します。
    • 不安への対処法を検討し、見通しを持つためのセッションを行います。
    • 必要に応じてTFT(思考場療法)を用いたアプローチを実施します。
    • 体調不良の具体的な症状や日常生活への影響を整理します。(必要に応じて医療機関と連携します)
  2. 体調管理と学校との調整(2~3回目)
    • 学校側と相談し、登校の選択肢(午前のみ・保健室登校など)を検討します。
    • 体調が安定しやすい時間帯や無理なく参加できる活動を考えます。
    • 家庭でのサポート方法を検討し、無理のないペースでの生活を整えます。
  3. 登校に向けた準備と実践(3~5回目)
    • 少しずつ登校を試みる場合のスモールステップを作ります。
    • 通学に不安がある場合は、オンライン授業や別室登校などを考えます。
    • 体調と相談しながら、無理のない範囲での学校参加を進めます。
  4. フォローアップ・継続的なサポート(6回目以降)
    • 体調の変化を確認しながら、学校との関わり方を調整します。
    • 長期的な体調管理の方法を学び、安定した生活リズム作りを目指します。

学校に対する強い不安や拒否感がある場合

  1. 学校生活の不安や拒否感の整理(初回セッション)
    • 学校に対する不安や行きたくない理由を整理します。
    • 友人関係や学校の雰囲気が合わないと感じているかを確認します。
    • 授業や学習以外(休み時間・行事・クラスの雰囲気など)への不安を把握します。
    • 発達障害の特性が関係している場合、学校環境の調整が必要か検討します。
    • 本人が安心できる環境について話し合い、どのような選択肢があるかを考えます。
  2. 心理的な負担の軽減と環境調整の検討(2~3回目)
    • 学校生活のストレスを軽減するための対策を考えます。
    • 教室での過ごし方や登校のペースを調整し、負担を減らす方法を検討します。
    • 担任との関係に不安がある場合、学校側と連携し、相談方法を検討します。
    • 進路に対する不安を整理し、将来の見通しを持てるようサポートします。
    • 母子分離不安が強い場合、安心できる環境を整えるための心理的アプローチを行います。
    • コミュニケーションへの不安を軽減するため、具体的な対人スキルの向上を目指します。
    • 学校生活のストレスを軽減するための対策を考えます。
    • 教室での過ごし方や登校のペースを調整し、負担を減らす方法を検討します。
    • 学校側と相談し、別室登校や個別対応の可能性を検討します。
  3. 安心できる学校生活の準備と実践(3~5回目)
    • 少しずつ登校を試みる場合のスモールステップを作ります。
    • 学校に行くことへの不安を軽減するため、認知行動療法(CBT)の要素を取り入れます。
    • 友人関係やクラスの人間関係が不安な場合、対人スキルについて提案します。
    • 進路に関する不安が大きい場合、適性や興味を整理し、選択肢を広げる支援を行います。
    • 母子分離不安がある場合、親子間の関わり方を調整し、子どもが自立できるサポートを進めます。
    • 担任や学校との関係が不安な場合、少しずつ関係を構築できるようフォローします。
    • 本人が安心できる形で学校に関われる方法を模索します。
  4. フォローアップ・継続的なサポート(6回目以降)
    • 学校生活への適応状況を確認し、負担が大きい場合は調整を行います。
    • 学校以外の選択肢を検討し、最適な環境を見つけるサポートをします。
    • 長期的に学校生活を維持するためのメンタルケアを行います。

家庭での生活が不規則になっている場合(スマホ・SNS・ゲーム依存)

  1. 生活リズムの確認と現状の整理(初回セッション)
    • 昼夜逆転の生活やゲーム・スマホの使用時間を確認します。
    • 依存の背景(ストレス・不安・暇つぶしなど)を整理します。
    • 家庭でのルールや親の関わり方を見直します。
  2. 生活習慣の改善と適切な使用方法の検討(2~3回目)
    • 少しずつ規則正しい生活を取り戻すための方法を考えます。
    • スマホやゲームの適切な使用ルールを一緒に決めます。
    • 依存の原因となっているストレスの解消方法を見つけます。
    • スマホやネットとの上手な付き合い方を模索します。
  3. 新しい習慣の形成と実践(3~5回目)
    • 学校に通えない間の過ごし方を考え、活動の幅を広げます。
    • 興味のあることを増やし、ゲームやSNS以外の時間の使い方を習慣化します。
    • 必要に応じて、家族や学校と連携し、環境調整を行います。
  4. フォローアップ・継続的なサポート(6回目以降)
    • 生活リズムの変化を確認し、無理なく続けられる方法を調整します。
    • 家庭での関わり方を振り返り、長期的にサポートできる方法を考えます。

将来の見通しが見えず、モチベーションが上がらない場合(中学生・高校生向け)

  1. 現状の整理と気持ちの確認(初回セッション)
    • 「なぜモチベーションが上がらないのか?」を一緒に考えます。
    • 自分が何に興味があるのか、何が苦手なのかを整理します。
    • 将来に対する不安やプレッシャーを軽減する方法を考えます。
  2. 興味や目標を見つけるサポート(2~3回目)
    • 自分に合った進路や職業の選択肢を広げます。
    • 小さな成功体験を積み重ね、自己肯定感を高めます。
    • キャリアカウンセリングを活用し、今できることから始めます。
  3. 行動の変化と実践(3~5回目)
    • 具体的な目標を立て、小さな一歩から行動を起こします。
    • 興味を持てる分野の学習や活動を試してみます。
    • 進学・就職のための準備を少しずつ始めます。
  4. フォローアップ・継続的なサポート(6回目以降)
    • 目標や興味が変化した場合の方向転換をサポートします。
    • 進路決定に向けての実践的な支援を行います。
    • 自分のペースで未来を考えられるよう、長期的に支援します。

各カウンセリングは、お子さんの状況に応じて柔軟に進めていきます。
ご家族の負担を軽減しながら、安心して相談できる環境を提供しますので、お気軽にご相談ください。

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